こんにちは。2歳と0歳を育てている2児のママです。
子育てをしていく中で、子どものイヤイヤの振り回されるのは日常茶飯事ですが、ある日突然お風呂を嫌がるようになった、なんて経験はありませんか?
わが家の息子がまさにそうでした。
この記事では、息子がお風呂を嫌がるようになった経緯、それに対して試した様々なこと、オススメのグッズなどを紹介します。
毎日のお風呂イヤイヤ対策に悩んでいるママにとって、少しでも役立つ内容があれば幸いです。
なぜお風呂が嫌になったのか
思い当たる原因がほとんどない、という方も中にはいらっしゃるかと思いますが、わが家の場合は明白でした。
息子がお腹を下し気味の時に入浴した結果、お風呂で大きい方を失敗してしまったことです。
まだトイレトレーニングが済んでいない息子ではありましたが、自分でも「失敗してしまった」という感覚は大いにあったようで、次の日からはお風呂を大泣きで拒否するようになってしまいました。
私の対応はというと、叱責はしてはいないものの、いつもと違う驚き方をしてしまったので、傷つけてしまったのかもしれません。
しかし、それを嘆いても後の祭り。
息子の心には「お風呂」=「怖い」がかなり強く刷り込まれてしまったようで、その日以降、お風呂に入っている間はずっとギャン泣き。
いつもの、ワガママだとか不機嫌が原因の泣き方とは明らかに違う、叫び声のような泣き声をあげるので、親としてもかなり心配になりました。
寒い時期では合ったので、一日ぐらい入れなくてもいいや、とお風呂を入らない日を作ったりしましたが、それもずっとやれるわけではなく、いつかは入らないといけません。
(当時、タオルで拭いてあげる、という選択肢は思いつきませんでした。)
こうして、旦那と相談しながらあの手この手でお風呂に入れるための作戦を遂行する日々が始まったのです。
お風呂への恐怖心を軽減するために試みたこと
1. 少しずつ段階を踏んでお風呂に慣れさせる。
一度、お風呂場とは違う環境でイチからスタートした方がいいと考え、下の子も使っているベビーバスをキッチンの流しに設置し、その中で体を洗って蛇口のお湯を浴びさせることにしました。
しかしながら初日は変わらず大泣き。
それでもお風呂場での泣き方よりは幾分マシだと思ったので、しばらくはこの方法で入浴しようと決めました。
2. 大好きなキャラクターのバスボール
次の日は、よく子供用品売り場でみかける秘密兵器、「バスボール」を投入。
カーズに目がない息子のためにカーズバスボールとともに入浴させました。
こちらの商品。他にも、アンパンマンやトミカ等こどもの大好きなキャラクターのものが多数あります。
しかしながら、価格が一つ300円するので、毎日使いは避けたい商品かもしれません。
「ここぞ!」というときの切り札に使うのが、オススメです!
早速バスボールを開封すると、お風呂に入るまでは泣いていたのですが、バスボールが泡を出しながら溶けている瞬間だけは泣かずにその様子を見守っていました。
そして出てきたのは息子の大好きな「ジャクソンストーム」!
そのあまりの小ささに大人の私はある意味衝撃を受けましたが(笑)、息子にはものすごく嬉しかったようです。
その次の日はやっと!一度も泣くことなく、キッチンのベビーバスで体を洗うことができました。
こうしてベビーバス風呂を3日ほど続けた後、少しレベルをあげようと考えました。
息子に「いつもの大きいお風呂に入ろう?」と誘っては見たものの、やはり全力で号泣。
妥協案として、風呂場にベビーバスを持ち込み、その中でシャワーを浴びるという提案をしました。
イヤイヤとは言うものの、ベビーバスを風呂場に持っていくと、渋々ですが意外にもお風呂場までちゃんとついてきて、シャワーをあびることができたのです!!
浴室の中にいるのに、浴槽には一切入らず、隣の小さなベビーバスで身体を洗う、というなんとも奇妙な光景でしたが、最初の頃から考えるとかなりの成長!
このお風呂の中でベビーバス作戦も3日ほど続けました。
そして次はついに、浴槽に入れることを試みます!
3. お湯で溶ける恐竜カプセル
ここで、ついに浴槽に挑戦!
ここでも、何か目新しいことがないと入らないと踏んでいたので、あらかじめ購入しておいた恐竜カプセルを投入!
こちらの商品です。見てわかるように一つの商品に12個のカプセルが入っており、バスボールよりもお値打ち!
動物が出てくるシリーズもオススメです。
恐竜の形をした小さいスポンジが、水に溶けるカプセルの中に圧縮されており、お湯に入れてカプセルが溶けると、スポンジが膨らんでいくというもの。
バスボールほど大きくないですし、泡は出さないのですが、息子にとってはワクワクする気持ちは同じらしく、これがあれば泣かずに浴槽に浸かることができました。
溶けるのに少々時間がかかるのも良い点。
何が出てくるかな?と話しながらお湯に浸かることができました。
溶け切ってしまうと「出るー!」と言われてしまうのでスピーディーに自分の身体を洗わなくてはなりませんでしたが、なんとか泣かずに浴槽に入ってくれたことは、大きな成長に思えました。
こうして、お風呂で泣き叫ぶといったことは少なくなってきていたものの、夕食の後お風呂に誘うと、「いや!お風呂はいらないの!」と口答えをするように。
そんな時でも、このカプセルが合ったおかげで、「今日は何の恐竜が出るかな?何色にする?」と声をかけるとすんなりお風呂場に来てくれました。
カプセル自体は3色なのですが、出てくる恐竜の形は全種違うのも子どもにとっては楽しめる仕掛け。
お風呂に行くまでにグダグダしてしまう息子の心の切り替えにも、かなり有効であったと思います。
4. クリアファイルを使った簡単手作りおもちゃ
恐竜カプセルも無限に買い続けられるわけではありません。
わが家は二個分(24個)使い切った頃に次を購入せずお風呂に入れようと試みました。
数日間は何も新しいおもちゃに頼らずお風呂に入ることができたのですが、何かの拍子にまた「お風呂こわいー!!」と泣くのをぶり返すように。
また新しくおもちゃを購入するのもな…と迷い思いついたのがこの方法。
簡単な材料で手作りおもちゃを作ることです。
私はこちらのサイトを参考に作りました。
必要なものはクリアファイルと油性ペンとカラーテープのみ。カラーテープのみ100円均一で買い足したので216円で作ることができました。
コツはできるだけ単純な絵を選ぶこと、色の数が少ないものを作ること。働く乗り物なんかは、赤、白、黒の3色があればかなりそれらしくなるのでオススメです。
息子の寝ている間に消防車とパトカー、そして息子の目の前で救急車を作りました。
いつも通りお風呂を嫌がる息子に「今日一緒に作った救急車、お風呂の壁に貼れるかな?」と声をかけると、行くー!のお返事。
そしてお風呂のドアを開けると既に貼っておいた消防車とパトカーのシールが。これにはかなり息子も喜んでいました。
しかし、ずっとそのおもちゃだけで元気に入れるわけではありません。
どうしても息子の気分が向かないこともあります。
そんなときは、目の前で子どもの好きなキャラクターをササッと写し絵し、裏から1色、白テープだけ貼って、ハサミで切ればものの3分で新しいシールが出来上がります。
かなりシンプルな出来栄えですが、子どもに「何のシールがいい?」と聞いてすぐに作ればそれで案外満足してくれるみたいです。
出来上がりのクオリティよりも、子どもとのやり取りの中でおもちゃを完成させることが意外と気分を盛り上げるのかもしれません。
5. お風呂を上がるのを嫌がったら…ドリルがおすすめ!
これもよくあることだと思うのですが、いざお風呂に入ったら今度は上がるのを拒否する日もありますよね。
そんなときはお風呂から上がった後の楽しみとしてドリルにシールを貼ろう!と声をかけています。ドリルとはこちら。
これは特別お風呂対策のために初めたことではありません。
お風呂上がりはドリルをやる、歯磨きをする、電気を消すという一連の流れを毎日続けたところ、寝る前に遊びたくなってしまっていつも寝かしつけに苦労していた生活が一変したことから続けています。
ドリルでなくても、絵本を読む、といったことでもいいかもしれません。
大事なのは子どもにとって、すこし特別感があることを選ぶことだと思います。
息子はドリルも楽しんでいましたが最後にシールを貼る作業が非常に楽しみだったようで「お風呂上がって鉛筆とシールやろう!」と声をかけるとすぐにお風呂を出てくれました。
かつ、その後もすっと寝てくれることが多いので非常に役立っています。
少し話はそれますが、入眠儀式をつくり、それをお風呂からの一連の流れにすると、「お風呂上がらなーい」が少しマシになるかもしれません。
息子のお風呂嫌いを通して学んだこと
お風呂での恐怖体験はトラウマになりうる
お風呂を絶叫して嫌がり始めた最初の頃は、今まで見たことのない息子の様子に親自身も慌ててしまいました。
まぁ今日だけだろうと思っていたのが、数日続くと、「いつまで続くのだろう…」と、どうしても焦ってしまいますよね。
私も、ネットで「お風呂 嫌がる」などの検索ワードで沢山の記事を読みました。
そこで学んだのは、子どもにとって水や泡が目に入るといった恐怖体験はいとも簡単に刷り込まれるということ。
決して甘えやワガママではなく、小さな子供にとって、怖かった経験はしっかりと覚えられているということです。
記憶したことに対して恐怖を感じる、ということができるようになったのも、ある意味成長と捉えて、子どもの恐怖心を受け止めながら、対応していくことが必要なのだとわかりました。
場合によってはお風呂に入らない、身体を拭くだけにする、ベビーバスにするなどの対応が望ましいこともあるかもしれません。
今思えば、最初の頃は焦って無理矢理に入れてしまっていたので、息子はお風呂の間ずっと泣き叫び続け、結果的に更に恐怖心を煽ってしまっていたかもしれません。
気長に試行錯誤を続けていれば、いずれ状態は良くなっていくんだ、と今回の経験を通して知ることができました。
恐怖を感じているのか、イヤイヤの延長なのか見極めよう
最初の絶叫の頃は明らかにいつもと違う様子で号泣していましたが、少しずつお風呂に入れるようになるにつれて、「今その気分じゃない」というイヤイヤの延長のような態度の日も見られるようになりました。
恐怖心というより、単純に気乗りしないだけだな、というパターンですね。
そんなときは、全て息子のペースに合わせるのではなく、声がけを工夫したり、何かいつもと違うことを提案したりで、少々嫌がっていてもお風呂に入らせていました。
子どもの様子を見定めた上で、それに合わせた対応をとることが必要なのかもしれません。
おもちゃを使うのも一つの手段!
おもちゃを買い与えることも、うまく使えば非常に有効な手だと思います。
最初は、ずっと新たにおもちゃを買い続けることになるのではないか…という不安で、そういったものに頼ることに罪悪感がありましたが、結果からすると、永遠におもちゃがないとお風呂に入れないといった状態になるわけではありません。
まずは「お風呂は楽しい場所!」と気分を変えるきっかけ作りができれば、その手段はなんでもいいと思います。
特に恐怖心からお風呂を拒んでいる場合なんかには、非常に有効な手段だったと思います。
しかしながら、単に気分が乗らないという理由のときもありますよね。
全てのイヤイヤの度に新たにおもちゃを買い続けるのは、いずれ自分の首を絞める事にもなりかねません。
子どもの様子に注意を払った上で、そこは判断が必要だと思います。
最後に
お風呂を嫌がるという悩みを持つパパママは意外にも多いということを知り、この記事を書くに至りました。
世の中に高価なお風呂のおもちゃがたくさんあるのも、今では納得ですよね。
最近の息子はと言うと、少々ぐずることはありつつも、だいぶ安定した状態でお風呂に入れるようになりました。
しかし、これもある日突然拒否しだす日が来るかもしれません。
そんなときは今回の経験を思い出しつつ、「いつかは入れるようになる」と信じながらマイペースに対応できたらいいな、と思います。
気分で変わる息子の反応に対して、毎日何か目新しいことを提案するのは正直難しいと感じますが…ここは想像力を働かせて、あの手この手と試行錯誤しながら、子供との生活を楽しんでいきたいと思います。
プロフィール
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2歳の息子と0歳の娘を育てる子育てママです。
ネット、雑誌、書籍などで、子育ての情報収集するのが、いつのまにか日課に。
とはいっても、基本はマイペース。モットーは「おおらかな子育て」です!
最近の関心事は節約!
子どもと日々の暮らしを楽しみつつも、いかに家計を無駄なくコンパクトにできるかを研究中♪
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