病児・病後児保育室

病児・病後児保育室とは

病気になった子ども(病児)や病み上がりの子供を保育してもらう施設です。
仕事の都合で家庭においておけない!でも集団保育に預けることができない!
こんな時に活用できるのが病児・病後児保育施設です。
名古屋市内では「病児・病後児デイケア事業」として12箇所(平成26年12月現在)の病児・病後児保育施設が有ります。

対象となる児童

病児・病後児保育室を利用できるのは以下の要件に該当する児童となります。
親の判断で預けることはできず、必ず医師の診察が必要になります。

  • 名古屋市内に居住していること
  • 原則として生後6か月から小学3年までの児童
  • 保護者の勤務等の都合により家庭で保育できない児童。(保育所等利用児童に限りません)。
  • 病気回復期にある児童や病気回復期に至らない児童。
  • 医師の判断等により、施設利用が適当と認められる児童。

利用料金

利用料金は市民税額により決定します。市民税額は区役所で所得証明書を取得することで確認できます。名古屋市の保育所等を利用しているお子さんがいる場合は、「利用者負担額決定通知」(2・3号認定子どもの場合のみ)で利用料区分の確認ができるそうです。利用者負担額決定通知書はしっかりと保存しておきましょう。

しかし、分かりづらいですよね(^o^;)

利用料の世帯区分
(2・3号認定子どもの利用者負担額の階層区分)
利用時間
6時間まで 8時間まで 10時間まで
生活保護世帯(A階層) 0円 0円 0円
市民税非課税世帯(B階層) 0円 0円 0円
市民税均等割のみ課税世帯または市民税所得割課税額40,800円未満の世帯(C1~3階層) 1,000円 1,500円 2,000円
市民税所得割課税額40,800円以上の世帯(C4~16階層) 2,000円 3,000円 4,000円

利用方法

以下の流れで利用することができます。
忙しい中で預けるのにこんなに面倒なのね。とうんざりしてしまいそうですね。

  1. 利用登録(無料)して登録カードを受け取る
    登録申込の用紙「病児・病後児デイケア事業利用登録票」を各施設かインターネットから取得して記入して提出します。
    よく病気になる子供を持つ親御さんは先に登録だけしておくのがいいかもしれませんね。
  2. 利用予約
    事前に空き状況を病児・病後児保育施設に問い合わせておきます。
  3. 病院に行って医師の診察を受け、名古屋市病児・病後児デイケア事業利用連絡書を記入してもらう
    医師の診察を受け、その際に、病児・病後児保育施設を利用したい旨を伝え、「名古屋市病児・病後児デイケア事業利用連絡書」を記入してもらいます。名古屋市病児・病後児デイケア事業利用連絡書は病院に備え付けてあるものを使うか、インターネットからダウンロードします。
  4. 自分で「病児・病後児デイケア事業(変更)申込書」を記入して、「名古屋市病児・病後児デイケア事業利用連絡書」とともに病児・病後児保育施設に提出する
    病児・病後児保育施設かインターネットから「病児・病後児デイケア事業(変更)申込書」を受け取り、記入をします。結構項目数が多いです。急ぐ時はネットからダウンロードして予め書いておくと良いかもしれませんね。
  5. 利用する
    病院の診察や様々な書類記入を終えて、施設から利用許可がでれば晴れて病児・病後児保育施設を利用することできます。
    インフルエンザやノロウイルスなどの感染症に掛かっている場合は利用を断られる場合もあるようです。しっかりと医師や施設に確認しておきましょう!
  6. お迎え・お支払い
    保育が終わる時間の少し前には子供を迎えに行きましょう。同時に支払いを済ませます。

利用時に必要なもの

上記の書類以外に、以下のものも必要になりますので忘れずにチェックしておきましょう。(病児・病後児保育施設によっては他にも必要な物品があるかもしれません。病児・病後児保育施設にしっかりと確認するのも忘れずに!)

  • 上記書類
  • 健康保険証
  • 子ども医療証
  • 母子手帳
  • お弁当・飲み物・哺乳瓶・エプロン
  • おむつ・おしりふき
  • 着替え
  • 他の子どもの所持品と混ざらないように持ち物には名前をしっかりと書き込みましょう

詳しくは名古屋市ホームページ「病児・病後児デイケア事業(病児保育・病後児保育)」のページをご覧ください。